ネットをさまよう育毛さまよい人

ネットをさまよう「育毛さまよい人」

魔法の育毛剤なんてありません いいとこ取りだけの宣伝に注意!

そんなにうまい話はないとおもいつつ、もしかしたらと魔法の育毛剤を探す人は多い。

悩んでいる人ほど「90日でふさふさ」とか「○○大学の画期的な育毛効果」などの宣伝にひっかかりやすい。

常識で考えれば「髪は1ヶ月に約1cmしか伸びないのに、90日でふさふさになるはずがありません。 つけたらすぐ効き出す育毛剤なんてない」ことがわかるはずなのに、あせるあまりつい買ってしまうのです。

ネットにはこうした「育毛さまよい人」を待ち構える肉食獣がいっぱい。魔法の育毛剤を探してさまよう人も多く、よくひっかかります。

どんな症状の薄毛・細毛、どんな原因の薄毛・細毛でも「すぐよくなる万能育毛剤、魔法の育毛剤」がどこかにあるなんて夢を見てはいけません。 経験豊かなカウンセラーやセラピストを探した方がいい。


試験管内の効果と実際の頭皮での効果は違う

試験室での効果と、弱っている薄毛・細毛の頭皮での効果は全く違うことが多い。

たとえばウサギの耳に育毛成分を塗布して「血流量の違い」を測定します。

血流量が増えれば「血行促進」として育毛効果が期待できるとして育毛剤に配合されます。

しかし、動物実験の効果と、弱り老化した薄毛・細毛の頭皮とでは効果は違ってきます。

正確な資料では「試験管内での実験値」と「実際に人間の頭皮で試した効果値」はちがうので、どちらのデータを提示しているかを明記しています。

多くはin vitro 試験管内でのデータを巧みに宣伝していることがよくあります。
実際の薄毛・細毛の頭皮でのデータを元にしたデータはほとんど発表されません。
(他社に参考となるため)

だから巧みな宣伝をそのまま信じてはいけません。


商品の効果と成分の効果の違い

アロエが入っている商品だからアロエと同じ効果があると錯覚している人は多い。

アロエは「苦寒」に働き、いろいろな商品に配合されています。 その効果が「アロエ配合」の商品の効果とはいっしょではないことをしっかり認識しておきましょう。

メーカーは「アロエの効果」をいろいろ宣伝し、アロエはこんなにすごい効果があることを説明します。

そして当社の商品は「そのアロエを配合している」ことを書いて、商品にもアロエの効果があるように錯覚させているケースが多い。

要は「アロエを何パーセント配合すれば、アロエの効果が得られるか」が問題なのです。
アロエを0.1%しか配合しなくても「アロエ配合」と宣伝できるのです。


ハーブや植物は安全なのか

どちら側から判定するかで、卵や牛乳も悪者になってしまいます。
植物だからといって、安全というわけではありません。

ハーブや植物成分というと「効き目が穏やか、副作用が無い」と思っている人がたくさんおられます。 しかし漢方薬でも副作用が問題になっており、用法や用量を間違うと副作用があります。

ハーブの成分はいろいろな商品に配合されていますが、価格の面で配合量は限られています。
なので効果はそれほど期待できないことが多い。

ハーブ配合の商品は「複合的な効果」を期待した商品が多く、ハーブそれぞれの効果を期待したものではありません。 補助的効果・相乗的な効果を期待して選んだ方がいい。

ただし高配合の商品は医薬品並みの効果が期待できます。
ということは使い方や使う目的をきちんと把握しておく必要があるのです。


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